ご依頼のきっかけ・ご提案
20年以上メンテナンスをされてこなかったそうで、ご心配になられてお問い合わせくださいました。
すでの劣化も進行していて塗装のみのメンテナンスては対応できない状態でしたので、既存の屋根の上から新しい屋根材を設置する「カバー工法」を提案させていただきました。
屋根材は「横暖ルーフを」を使用いたしました。
また、外壁塗装も一緒にさせていただいています。
屋根カバー工事
施工前
 
築25年が経過されていますが、今まで一度もメンテナンスはされてこなかったそうです。
全体的に色が剥げて、ところどころ汚れが目立っている状態です。
特にひどいのが屋根の頂上部分や端に設置されている、金物、棟板金や役物板金で、色が抜けている上に錆びている箇所も多く見受けられます。
劣化が進み、塗装のみのメンテナンスでは対応しきれいない時期でしたので、このタイミングで「カバー工事」をさせていただくことになりました。
既存の屋根をこのまま残し、上から新しく防水シートと屋根材を設置させていただきます。
防水シート
 
まずは新しい防水シートを設置します。
こちらはシズレキ社のもので釘穴に対しても高いシーリング性をもち、隙間から水を入り込ませません。
長期間防水性能を保つことができる耐久性に優れた防水シートです。
屋根葺き<横暖ルーフ>
 
防水シートを設置した上から新しい屋根材、ニチハの「横暖ルーフ」を設置します。
軽量にもかかわらず、遮熱鋼板と断熱材を一体型にすることで、高い断熱性能を持ち、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境が可能となっています。
▷参考記事:横暖ルーフとはどんな屋根材?メリットやデメリットを解説
▷参考記事:スーパーガルテクトと横暖ルーフの違いは?特徴やメリット、デメリットを比較
貫板・棟板金設置
 
屋根の頂上部分には屋根と屋根隙間を防ぐように「棟板金」とよばれる板金が設置されます。
面と面の隙間になるので雨水が入り込みやすい箇所ですが、棟板金によって雨水の侵入をガードすることができます。
左の写真のように、まず木製の板「貫板」を最初に取り付けて、そこに固定するように棟板金を設置することで、外れにくくしています。
施工後
 
屋根工事はこれにて完工です。
ベランダ防水
プライマー塗布

ベランダの防水塗装もおこなわせていただきました。
最初にプライマーとよばれる接着剤のようなものを塗装し、防水塗料を床に付着しやすくします。
ウレタン防水塗布
 
防水機能のある塗料を塗り重ねていきます。
塗り重ねることで水に強い防水層を形成することができます。
外壁塗装
 
外壁塗装も一緒にさせていただいています。
こちらの塗装に使用させていただきましたのは、「ウルトラSi」です。
人気ヒーローとのコラボ商品で、最新の「ウルトラポリマー技術」と「多重ラジカル制御技術」で塗膜を、紫外線に強く、様々な外的要因から建物を守る塗料として開発されました。
▷参考記事:ウルトラSi オフィシャルサイト
担当者のコメント
このたびは「アートペインズ」にご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
20年以上メンテナンスをされておらず、劣化が激しかったためカバー工事での屋根修理をさせていただきました。
雰囲気も変わり、過ごしやすいお住まいになったのではないでしょうか。
定期的に塗装でのメンテナンスをしていただくことで、住宅の劣化を遅らせることができます。
塗装が剥げることで、スレート屋根は防水機能が失われ、金属屋根は錆が発生しやすくなりますので、塗装が剥げたり、薄くなったなどの劣化の兆候があらわれましたら是非メンテナンスをご検討ください。
屋根修理、外壁塗装をお考えでしたら、お気軽に「アートペインズ」までお問い合わせをお待ちしております。
